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キナフク – えっ!スコーン作ったことなかったんですか?(笑) – 糸島プロフェッショナルインタビュー

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キナフク – えっ!スコーン作ったことなかったんですか?(笑) – 糸島プロフェッショナルインタビュー

 

 
糸島にたくさんいるプロフェッショナルに話を聞きたい!という思いつきで初めたこの企画。
記念すべき第一回は、全国的にも珍しい「生クリームを練りこんだスコーン」という新しいジャンルを生み出した、キナフクの土生(はぶ)さんです。

わたしが平日は仕事なので、インタビューのセッティングも大変。
一回目は昼間に中央区まで出てきてもらって、薬院の「トラットリア カーボン」で。
昼休みの一時間しか使えないため、全く時間が足りず。
二回目を、金曜の夜に糸島の「笑喜屋」さんで。

インタビュー慣れしてないので、つい雑談に流れて思ったほどアレコレ聞けてなかったのですが。
それはまた次回の課題ということで。
では、スタートです!
 
本日の撮影機材:Ricoh GXR+A12 50mm F2.5 macro+Apple iPhone 5s

もともとは営業職のサラリーマン

軽トラ市にて
軽トラ市にて

西川:初のインタビュー企画です。キナフクの土生(はぶ)さん、よろしくお願いします。

土生:よろしくお願いします。

西川:スコーンを作っているということで、もともと飲食関係で仕事をしてたんですか?

土生:スコーンを作り始める前は、普通にサラリーマンをやってました。しかも営業職です(笑)運送会社の配送をコントロールする部署の立ち上げということで入社して。まぁSE的な仕事なんですが、とにかく全く分からずに部署からはじき出されたり(笑)

物流倉庫のピックアップをアウトソーシングする部署にいたり。そこで「もう自分たちで売ろう!」と、販売部署の立ち上げをやったり。飲食と関係ない経験ならたくさんあります。

西川:営業職から、なんでいきなりスコーンなんですか?

土生:なんでですかね〜。って他人事見たいですけど(笑)いや、単純にスコーンが好きだったんですよ。即興詩人さんのスコーンが大好きで、よく食べていました。

パンも好きで、嫁と一緒にいろんなお店を巡ったりしてましたね。パンを作ってみたい!と考えたこともあります。でも、色んな種類のパンを、色んな焼き方で…とか考えたら、手間がかかりすぎて自分には無理かなと。

西川:ライバルも多いですしね。それからスコーンでやってやるぞ!となるわけですか。

土生:元々モノを作るのが好きで、そうなると独立して自分で何かをやりたいという気持ちもわいてくるわけです。ただ、仕事は営業系ばかりで、スコーンを作ってたわけじゃない。料理は好きでしたけど、どこかで修行したわけでもない。正にゼロからのスタートです。今考えるとおそろしいですね。

スコーンは好きだったけど食べる専門で、作り方なんて知らない。でも、だからこそ生クリームを使ったスコーンができたんだと思います。

シットリとした食感です!
シットリとした食感です!

スコーンの正しい作り方なんて考えずに、美味しそうだ!って思ったことをとにかく試していきました。プロから見れば「そんな作り方してるの?!」というのもあると思いますし、実際言われたことあります(笑)

材料については糸島産の粉や塩、あとは生クリームを使ってますが、必要以上にこだわらないようにしてます。あくまで「美味しく食べられること」が最優先です。やっぱり美味しいからこそ食べたくなると思うんで。

自由な発想で生まれた生クリームスコーン

抹茶あずきスコーン
抹茶あずきスコーン

西川:そもそもなんで生クリームを使ったんですか?

土生:材料の一部として生クリームを使うってよくあると思うんですけど、生クリームをメインでやったらどうなるのかな?という素朴な疑問から始まったんです。で、作ってみたら美味かった。コストを考えない素人ならではの自由な発想ですよね。「分かんないけどやっちゃえ〜!」って。

西川:実際、スコーンとしては高級ですよね。

土生:生クリームがやっぱり高いんです。でも、この美味しさを一度味わうと、生クリームスコーン以外はダメだと思っちゃって。ザクザクのスコーンとは違う、上質な感じがただようシットリとしたスコーン。

しかも他所がやってないタイプのスコーン!ホントに、この美味しさを全国に広めていきたいです。

西川:最初は伊都菜彩で見かけて。すぐに買いました!

土生:ありがとうございます(笑)

西川:たぶん初期からのお客さんだと思います(笑)紙袋にハンコが押してあるアナログな雰囲気と、生クリームというのが気になって。

土生:あの紙袋は気に入ってるんですけど、ちょっと小さいんですよね。伊都菜彩では袋の口を閉じる決まりになっていて、そうすると4つしか入らないんです。

なので、個人的にイチオシな4つを入れています。食べて欲しい4つなので、一番キナフクらしいスコーンが揃っているとも言えますね。イベントなどで私が直接売る時には6個セットにしています。

これは6個入ってます!
これは6個入ってます!

実店舗も予定しています!

西川:今は伊都菜彩以外でも販売を?

土生:いとゴンのタマゴの「食工房たまひろ」さんと仲良くさせてもらっているんですが。とにかく顔が広くて、色々と置くところを紹介してもらいました。

「伊都菜彩」さんだけだったのが、「ふくふくの里」さん、「まむしの湯」さん、「二丈温泉きららの湯」さんなど、一気に置ける場所が増えてます。

「まむしの湯」なんかは、最初どうかな?と思ったけど、これが飛ぶように売れる!野菜とか地味なお菓子が置いてある中で、スコーンは異色だったんですが、そこがうけたんでしょうか?びっくりです。

今までは糸島周辺を中心に活動してましたが、そろそろ福岡市方面にも攻めていきたいんです。

西川:実店舗の予定とかはないんですか?

土生:そうそう!お店をだそうとも考えていて、物件をボチボチと探しています。いくつか候補は出てきたので、近いうちに実現できるかもしれません。

西川:ネット販売もやってるみたいですけど、あのホームページは自分で作ったんだとか?

土生:自分でやりましたね〜。Jimdoっていうシステムを使って作りました。ドラック&ドロップでパーツを配置するようにして構築できるんで、意外となんとかなってしまうんですよ。

ただ、一番最初に見えるところには力入れてますけど、他はヘボいですよ〜(笑)ホントにヘボい。

今は委託販売とイベントでの売り上げが大部分を占めていて、ネット販売の割合がまだまだ少ない。ネット上でのマーケティングが課題ですね。全国規模で「キナフク」のスコーンを広めていきたいです。

たくさんの種類があります!
たくさんの種類があります!

西川:やっぱり糸島だけで売るんじゃもったいないですよ〜!

土生:ですよね(笑)ネット販売は、便利さ以上に大きなメリットがあるんです。

うちの生クリームスコーンって温めた方が絶対美味しいんです。でも実際そのまま食べる人が多いんですよ。

それがネット販売だと冷凍して送るんで、必ず温めて食べてもらえる!何もしなくてもスコーンを最高の状態で食べてもらえるってスゴいんですよ。一番魅力が伝わりやすいのがネット販売なんです。

塩バニラも美味しいです
塩バニラも美味しいです

西川:テレビに出た時は、ネットからの注文がすごかったらしいですね。

土生:KBCの「アサデス。」という情報番組で、おすぎさんに紹介していただいて。出た直後から、注文の嵐!

ネットから注文が来ると私のiPhoneにメールが来るようになっているんですが、半日くらい着信音が鳴りっぱなしというのがしばらく続きました。iPhone壊れるかと思う勢い(笑)

大量の発送は物流の仕事で経験があったので、比較的落ち着いてこなせました。

ただ「大量にスコーンを作る」という経験がなかったので、作るのがとにかく大変。どのくらいがんばればいいのかが分からないから、落ち着いて眠れないんです。

睡眠2時間という日々が何日間か続きました。この時に注文していただいた方は、ちょっとお待たせしちゃって申し訳なかったです。

西川:スコーン作りって、結構時間がかかるんですか?

土生:スコーン作りは、昼間に6時間くらいかけてジックリとやってます。でも、ふと考えると、その時間の半分くらいはパッケージングをやってるんじゃないかな(笑)

一人でこういう作業を続けてると、ホントに孤独で。委託販売の納品で外に出るだけで、あとは引きこもり状態ですよ(笑)このままだと世間に取り残されてしまいそうで、作業中はラジオを聞くようにしています(笑)

デザインも自分で!

お手製のチラシ!
お手製のチラシ!

西川:販促用のフラッグやホームページで使っている写真はキレイですよね!

土生:一眼レフを買おうか迷いましたけど、結局全部iPhoneを使ってます。チラシやWebサイトで使うには充分以上のクオリティですよね。

ホームページで使ってる写真も全部iPhoneです。広く浅く、器用になんでもこなしてしまうんで、先輩のお店のメニューや看板を作ったこともあります。

西川:あ〜、わたしもよく写真を撮るんですよ。

土生:そりゃよく知ってますよ(笑)

西川:同じく看板の制作を手伝ったりすることありますね〜。

土生:そういう仕事もやっていると、撮影のレベルも少しずつ上がってくる。とはいえ写真の撮り方、使い方とも奥が深いですね。まだまだです。

そうそう、キナフクのロゴもIllustratorで自分で作りました。立ち上げの時に軽い気持ちで作ったロゴですが、スコーンが売れてきたので変えるに変えれない。いや、ロゴは気に入ってるんですけどね。

ホームページなんか、なにせ素人仕事なんで。デザイン的に「コレはいいぞ!」とその時には思っても、一週間もして見ると「コレはひどい」ってなる。Jimdoは制限もあるし、そろそろ本格的な運営も考えた方がいいですね。

これも自作!素晴らしい!
これも自作!素晴らしい!

西川:では最後に、キナフクの由来は?

土生:どうせなら縁起のいい言葉がイイな〜って思って。縁起がいい色の黄色を方言で言うと「キナ」。幸福、あとは福岡というのもあって「フク」で「キナフク」です。もうちょっと理由があるのですけど、話が長くなるからこういうことにしときましょう。

スコーン専門店 キナフクです 福岡県糸島でとびきりのスコーンを作ってます – スコーン専門店 キナフク ウェッブサイト
キナフクの公式サイト。絶品の生クリームスコーンをお取り寄せできますよ!

 

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編集後記 2014年02月13日 22時
今年ブログでやりたかった企画を、ついに実現できました。2回に分けて行ったインタビュー(というか雑談)を少しずつ書き起こしていって、いつのまにか3000文字オーバーの大作となりました。今回の記事が、糸島で活動する人の魅力を発信できるブログとしての第一歩です。

 
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西川 健一
糸島ゆるゆるライフ
ブロガー / 瞬間フォトグラファー
福岡県糸島市在住。平日はサラリーマン、休日は記事も書ける瞬間フォトグラファーとして活動。インディーズではチキンナゲッツ、メジャーではTHEイナズマ戦隊などのライブ撮影を担当。また、2014年04月発売「まったく新しい糸島案内改訂版」を皮切りに、多数のメディアに登場、協力をしています。2018年6月より、BlueRoofのオーナー桑田くんとポッドキャスト「オレたちのラジオ」を配信中!
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