三之助いと愉会 Vol.10 – 記念すべき第10回は、驚異の5人落語で幕開け!
毎回たくさんのお客さんで賑わう柳家三之助師匠の落語会。
記念すべき10回目は10月10日開催でした。
今回もお客さんがギッシリ。
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この日は三之助師匠にお昼から同行し、最後の「お弁トーク」までしっかりと楽しみました。
いや、落語会中は撮影に集中してましたよ…。
本日の撮影機材:Fujifilm X-T1+XF35mm+XF50-140
会場名:古材の森
住所:福岡県糸島市前原中央3-18-15
駐車場:近所の100円パークへ
開場:16:30
開演:17:00
オープニングの5人落語が圧巻
開場とともにたくさんのお客さんが押し寄せるのは毎回のこと。
初めての方、もいれば、毎回の常連さんも。
今回はオープニングがとにかく圧巻。
毎回、三之助いと愉会のサポートをつとめている「月光亭落語会」の4人が集結して、三之助師匠とともに高座へ。
5人が並んで座った状態を見るだけでスゴい。
最初に会場を見たとき、やたらと高座が広いと思ったんです。
開演前、リハーサルが始まって納得。
「ん廻し」という噺を5人で同時に話したり、順番に回していったり。
とにかく圧倒される内容。
自信がなくて声が小さくなる師匠というのも、なかなか見ることができません。
どうやら、噺を動画で収録してもらい、それを見ながら1人で練習。
当日のリハーサルで初めて通しでやったと聞いて驚き。
普段は1人で自分のペースでできることを、他の4人に合わせてやるというのはかなり難しいことなのだとか。
動画を見て覚えたので、動作の左右を逆に覚えてしまったというトラブルがあったようですが…。
それでも難なくこなしてしまうあたりは、さすがプロの仕事です。
本編ではリラックスした様子
今回の演目は…
最初は「黄金の大黒」。
子供たちが家主の普請場で砂遊びをしていた時、家主の子どもが金の大黒さまを掘り出したという。目出度いことなので、長屋中で祝って大黒様お迎えしなければならないから、みんなで紋付きの羽織を着て祝いの席に来てくれとの話だ。長屋の連中、祝いの席でご馳走を食いたいのはやまやまだが紋付の羽織がない。持っているのは、ちゃんちゃんこ、印半纏(しるしばんてん)、褞袍(どてら)と情けない有様だ。やっと甚兵衛さんが右袖を火事場で拾い、古着屋から左袖をかっぱらった寄せ集めの羽織ならあるという。ご馳走にありつけるなら、どんな羽織でも構わないと、交代で着ることにし一同揃って家主の所へ。;東西落語散歩
ご馳走にありつくためのドタバタ劇を楽しむ。
自由に話すことができる喜びというか…。
ひしひしと伝わってきました。
中入りでは、毎度のポン太くんが物販対応。
軽快なしゃべりで売り上げも上々!?
お次は「景清(かげきよ)」という演目。
京都で三本の指に入ると評判の目貫師(彫金職人) の定次郎が失明した。医者にも手遅れだと諦められ、外見では明るさを装っているが実際は絶望の底にある。近所の旦那・甚兵衛は定次郎の才能を惜しみ、何とか眼が再び見えるように、彼に神仏におすがりすることを勧める。
実はその前に、定次郎は眼病に霊験あらたかと伝わる柳谷観音へ21日間の願掛けに行っていたのだ。ところが、満願の日になって、偶然隣で願文を唱えていた同じ失明者の娘と懇ろとなり、ついには賽銭箱をひっくり返して山の下でその娘と呑んでいたら、目が疼いてどうしようもなくなったので、寺まで戻って「悋気するな」と怒って帰ってきたのだと言う。
あきれた甚兵衛だが、もう一度心を込めて信心しろと言い、清水観音に100日でも、200日でもお参りするように勧めた。清水寺はその昔、豪傑として名高い悪七兵衛景清が源頼朝の命を狙って失敗し捕えられたとき、「源氏の世は見られぬ」と自らの目玉を刳り抜き奉納したという伝説がある。それならば眼病とも無関係ではなかろうと説得され、年老いた母親のためにもと、心を入れ換えた定次郎は清水寺に日参するようになった。;wikipedia
ちょっとしんみりするような、背筋が伸びるような、そんな噺。
主人公ダメなやつだな〜と思いつつも、自分が同じ立場になったらどうなのか。
なかなか面白い噺でした。
終演後は、これまた皆さんお待ちかねの「お弁トーク」!
古材の森の美味しい食事をいただいた後に、三之助師匠の話を聞ける貴重な場。
まずは皆さん食事をいただきます。
まだランチに行ったことがないので、ちょっと食べに行きたい。
満足です!
食事が終わる頃、タイミングを見計らって師匠が登場。
今回は月光亭落語会の4人も加えて華やか!
この日は、糸島市議会議員の高橋さんも来場。
福岡では「スター高橋」として有名ですね。
高橋さんも喋りが上手くて、とても楽しい時間となりました!
継続させたい企画
撮影係として入ってますが、毎回普通に楽しんでしまいます。
今まで知らなかった落語の面白さを、初めて体験したのが「三之助いと愉会」。
身近な場所で落語を楽しめるって、すごくいいことだと思います。
ずっと継続していけるように、応援していきます!
それと、会場となっている古材の森。
ここがまた素晴らしい。
重厚で歴史を感じる建物は必見。
とても落ち着ける空間となっています。
古材の森と三之助いと愉会。
切り離せない組み合わせです。
次回を楽しみに待ちましょう!
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編集後記 2016年12月11日 14時
三之助師匠は今回当日入りだったのですが、筑肥線内でバッタリと会いましてビックリ!その後は角屋食堂で合流してランチ。昼間から終演までタップリと楽しませていただきました。終演後の打ち上げに参加できなかったのが心残りなので、次回こそは是非!
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