風音2019 – THEイナズマ戦隊上中さんの魅力はライブだ!
2017年以来、2年ぶりになる風音での撮影。
前回は「首振りDolls」の、ハードロックをベースとして昭和歌謡を融合させた曲調に衝撃を受けた。
今回の参加アーティストも、ジャズからボーカルもの、ロックテイストまで、ジャンルは幅広い。
その中で、今回も大きなエネルギーを感じたミュージシャンが登場!
本日の撮影機材:Fujifilm X-T1+XF56mm F1.2
THEイナズマ戦隊 上中丈弥さん
「THEイナズマ戦隊」というバンド名は聞いたことがありました。でも、どんなバンドかと聞かれると全く説明できない。そのくらいの感じではありましたが、なんだか「イナズマ戦隊」という、パワーワードにやたら惹かれて撮影を開始。
※今回は専属ではなかったため、邪魔にならないようにステージサイド1箇所から撮影しています。
※照明がうまくあたっていないため暗い場面が多いです。
※写真は、所属事務所の承諾を得て掲載しています。
当日はバンドでのライブではなく、ボーカルの上中さん単独入り。風音バンドというベテラン勢を従えてのライブということで、登場時からバックを支える先輩方をひたすら敬うキャラ発動。しかし、その低姿勢ぶりから想像もできないような、エネルギッシュなパフォーマンスがスタート!
音楽的に言えば、青春パンク的なオールドスタイルかもしれないが、歌詞も明快でわかりやすくメロディも良質。スッと頭に入ってきやすいメロディって重要。何より、全力で歌う姿から曲のエネルギーが伝わってくる。「絶対に好き!」瞬間的にそう感じた。
限られた時間での非常に短い出番でしたが、パワーと感情が重なり合った雰囲気のオリジナル曲が脳の深くに刻み込まれ、頭から離れない「My Generation」。昔からの代表曲かと思いきや、2018年9月に発売されたシングルだとは驚き。メンバーが全員40代のバンドとは思えない、汗がほとばしるような曲だ。
バックステージで想いを伝える
ライブ終了後、バックステージで会った上中さんに、ライブの感動を直接伝えてしまいました。普段はミュージシャンに話しかけるのを遠慮しているのですが、今回ばかりは我慢できずに声をかけました。
「すぐにダウンロードして聴きます!」と上中さんに約束した通り、今ニューアルバムの「I love U」と、シングルの「My Generation/あぁ バラ色の日々」を聴いています。シングルには日比谷野外大音楽堂「俺とオマエと野音と応援歌」のライブ音源も収録されており、そこには風音で聴いた時と同様に、情熱の塊のような上中さんの歌声が。熱い。熱すぎる!
ギター、ベース、ドラムというシンプルなバンド構成ですが、その音源から伝わってくるサウンドはタイトで分厚い。20年以上のキャリアを持つからこその安定感と、失うどころか威力を増しているかのように炸裂するエネルギー。
「これぞTHEイナズマ戦隊!」という曲のスタイルがすでに確立されていながらも、今も活動を続けられているのは、少しずつ進化しているからか。同じ音楽性をずっと続けるのはミュージシャンにとっても大変。当然ながら飽きられる可能性も高い。だからとスタイルを変えると、昔からのファンが離れ、新しいファンも獲得できないという地獄もあり得る。
どんなことでも共通して言えることがあって、長く最前線での活躍を続ける時に重要になるのが微進化だと思っている。先に行きすぎず、ほんの少し、半歩先へ。ほんの僅かな新しい要素を取り入れながら進化する。そこが長く続けられるポイントなのだ。ニューアルバムも、期待通りの曲調でありながら、新たな進化を感じる部分があるはずだから、その辺りにフォーカスして聴くとまた面白い。
上中さんのブログを拝見すると「誰がこんなにも苦戦すると思ったか(笑)」という言葉もありましたが、メジャーで活動しながらも一気にジャンプアップできていないもどかしさもあるのでしょう。歌詞の世界観も、現状のもどかしさをポジティブに向けようという思いがビシビシと伝わってきます。
だからこそ、多くの人に共感しやすいし、もっとみんなに知って欲しい。THEイナズマ戦隊の真っ直ぐな生き様が、一つ一つの曲に凝縮されているのです。
世間的に言えば「こじらせ系バンド」のような見方になるのかもしれない。しかしだ。しかしだ。それで終わらせていいのか?そんなに薄っぺらな存在なのか?それは違うと断言できる。
THEイナズマ戦隊はひたすら正直に生きている。だからこそ自分の今の思いを重ね合わせれば、生々しいほどに曲が突き刺さってくるはずだ。これだけ直球でくると向き合えない人もいるだろうが、ぜひ真正面から受け止めてみてほしい。そこに感動があるのだから。
武道館ライブ実現に期待
武道館ライブを大きな目標として掲げているイナズマ戦隊。その実力は間違いなくあるはず。こんな熱量を持ったバンドこそ武道館でやるべき。あとはそこまでのストーリーを作っていくだけだと思います。一歩ずつステージを上がっていけばたどり着く。
今回撮影できたのは上中さんのみで、THEイナズマ戦隊でのライブ撮影は未体験。バンドでのライブを撮ってみたいし、武道館という記念すべき日もぜひ撮ってみたい。例えば、ギター、ベース、ドラムのセッティングは?どういう音作りをしている?などなど…ハードウェア関係も気になる部分がたくさんある。
一回撮っただけの人間が言うのもなんだが、THEイナズマ戦隊のことを知らない人にもそのストーリーを伝えられる写真を撮り、福岡でもファンをもっと増やしたい。多くの情報も発信していきたい。駆け上がっていくTHEイナズマ戦隊を撮っていきたい想いが大きく、強くなっています。
その日を信じて全力で応援をします。
直近の九州でのライブ
2019/07/21(日) 福岡県 海の中道海浜公園SOLD OUT
(カローラ福岡 Presents NUMBER SHOT2019)- 2019/08/10(土) 福岡県 スカラエスパシオ
(唄モノSTATION 2019 ~出会った皆様 我が師匠~)
公式Twitterアカウントあり
Tweets by inasen_official
ライブ記事は他にも!もう一記事どうですか?
立川翼 My Home Tour 2016 Final Zepp Fukuoka – 感動のライブの様子を写真でお届けする後編!
武田真弓 JAZZ CONCERT in 糸島 – 辛島文雄トリオのレギュラーメンバーの2人を迎えたスペシャルライブが実現!
さいごにプチ情報(編集後記も必読)
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↓THEイナズマ戦隊 最新アルバム
編集後記 2019年07月07日 20時
風音2019。今回もチキンナゲッツの撮影で入ったのですが、刺激受ける音楽イベントですね。チキンナゲッツのライブも短い時間でしたが堪能しました。C&Kなんかもメチャクチャすごいパフォーマンスだったのですが、やっぱりバンドスタイルが好き。そこは単純に好みです。来年も撮影したいぞ。
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