笑喜屋 – 魂を注ぐ豚骨スープ作り! – 糸島プロフェッショナルインタビュー
長い取材期間を経て、ついに第二回目の原稿が完成しました!
今回は醤油豚骨ラーメンという、糸島では独自の味を切り開いているラーメン屋さんの「笑喜屋」さん。
あまりに話が面白くてまとめるのが大変!
たくさん書いておいて、ザクっと編集していきました。
さて、笑喜屋の大将河野さんへのインタビュー、スタートです!
本日の撮影機材:Ricoh GXR+A12 50mm F2.5 macro
店舗名:笑喜屋
住所:福岡県糸島市高田5-24-8
電話番号:092-322-9700
docomo iPhone 5s LTE感度:LTE快適に通信可能
駐車場:店舗裏にあり
大型のスポーツカーはきつい
営業時間:11:00〜深夜1:00(15:00〜18:00は休憩)
定休日:不定休(ブログにて告知)
ジライヤの衝撃
西川:さて、何から聞きましょうか。色々ツッコミどころが満載なんですが。
河野:2年くらい前までは普通のラーメン屋さんでした。それがいつの間にかこんな風に。
西川:めちゃ個性的なお店になってますよね。
河野:です。もう「ルチャリブレ」メインのラーメン屋さんです。初めてのお客さんは、ちょっと戸惑ってしまうくらいになってるかも。「ルチャリブレ」を知ってもらい、広めていきたいっていう思いがとにかく強いんです。あとは、好きなものに囲まれていれば自分もテンションが上がるので。
西川:店内、店外とよく分からないものがたくさんあります。そうそう、裏の駐車場に止めた時に「ジライヤ」って看板があって…これは何なんだと。
河野:看板があるだけで、何の説明も無いですもんね〜(笑)嫁がいつの間にか作っていた看板です。
西川:「ジライヤ」って何の暗号だと(笑)「地雷屋」だと思って、猛烈に危険な匂いを感じました。
河野:いやいや(笑)ジライヤさんってルチャリブレスクールの先生であり、師匠です。その名前をいただいて、1リットルサイズの生ビールを出してます。ものすごい迫力ですが、意外にも女性に人気なんです!
西川:あ〜、先日も豪快な写真がFacebookのタイムラインに流れてきました。
河野:そうそう、こんな感じで豪快に(笑)マスクをしていない素のジライヤさんが食べに来ることもあるんですが、その時にジライヤのオーダーが入るとニヤッとしてしまいます(笑)
西川:それ遭遇してみたい!
河野:今でこそこんなにハマってますけど、最初ジライヤさんがウチの店の裏に引っ越して来た時には「外人が引っ越してきたらしいよ」という噂が出るくらい。ホントに情報無しで何も分からない状況でした。
それが、ジライヤさんがちょくちょく食べに来られたりして。いつの間にか話もするようになって。いつの間にか子どもと一緒に入門してました(笑)
西川:店内には唐突に「ルチャ割はじめました」のポップがあったりで、これまた何の割引きなのか分かりません。
河野:気になっている人も多いと思いますが、勇気を持って真剣に聞いてきた人にしか教えません(ここでは書きませんので、気になる方はぜひ聞いてみてください)
ルーツは雑餉隈にある味心さんと長浜ラーメン力さん!
西川:自分の店を持つ前までは、やっぱりラーメン屋さんで働いていたんですか?
河野:糸島では「長浜ラーメン力」さんですね。
西川:雑餉隈のラーメン屋さんにもいたとか?
河野:雑餉隈の「味心」さんが最後ですね。ここのラーメンが大好きなんです。バイト募集しているのを見かけた時にダメ元で応募したら、なんと受かってしまいまして。ありがたいことに、ラーメン作りの方も任せてもらってたので、ものすごく勉強になりました。今の笑喜屋の原点がここにあります。
西川:それは食べてみたい!
—
西川:で、味心に食べにいってきました!
河野:お〜!
西川:醤油豚骨を食べましたが、これは間違いなく笑喜屋さんの原点だなって思いました!
河野:美味いでしょ?聞いたら食べたくなってきた(笑)醤油豚骨以外にも「塩豚骨」ってのがあって、そちらが普通の豚骨ラーメン。これまた美味しいんです!
西川:もう一回行って食べてみます!
河野:ルーツと言えば、愛知県にある「博多ラーメンばりばり軒」というラーメン屋さんの朝礼に参加したりもしました!こちらもぜひ!
西川:遠いな〜(笑)
—
魂を注ぐ豚骨スープ作り
西川:やっぱりスープにはこだわりありますよね?
河野:美味しいスープを作るために、日々研究してますね。「どうやったら美味しくなるのか?!」で頭がいっぱいです。ただ、あまりにも没頭し過ぎてぶっ倒れそうになることがあります。ついこの間も限界まで追いつめ過ぎてしまって。1日休みを取りました。その辺は嫁がよく分かってて、上手くコントロールしてくれて助かってます。
で、実はスープの味は少しずつ変えていってます。さっきも言ったように、常に美味しいスープを追求していますね。こういう微妙な変化にも気づいてくれるお客さんもいたりして、そういう時は本当に嬉しいです。
西川:「味が変わらない」ことを良しとする人もいますが、わたしは常に進化して変わっていってこそ良いお店だと思います!
河野:ありがとうございます。少しでも良くなっていくように日々の変化を大事にしていますし、スープ作りには魂を込めています。人とは違う、自分の味を確立したいんです!
新メニュー開発もスゴい!
西川:メニューは結構幅広いですよね。
河野:お店に出しているのはごく一部で、開発中のメニューが山ほどあります。常にアイデアはたくさんあって、試作はするんですけどなかなか納得がいかないんですよ。「まぁ、これくらいならいいか」って程度では絶対に出したくない。お客さんには、本当に美味しいものを食べていただきたいので。
こだわりすぎてお蔵入りになったメニューもたくさんありますけど(笑)
西川:糸島市民まつりの物産展で売っていた「ルチャーシュー丼」もスゴい美味しかった!
河野:ありがとうございます!
西川:正直、あれはグルメグランプリの方にエントリーしないともったいないクオリティだと思いました!
河野:ありがとうございます!グルメグランプリの方にエントリーすれば、たくさんのお客さんに食べてもらえるから嬉しいんですけどね。忙し過ぎて楽しめなくなるのはイヤなんです。
西川:なるほど。
河野:せっかくなら糸島市民まつり全体の雰囲気を、ゆっくりと余裕を持って楽しみたい!
西川:先日は、平日限定で新しい丼メニューが出ましたよね。
河野:平日のランチ限定「ぴあっと豚丼」ですね。これまた昔からあたためていたメニューです。ぴあ吉さんが販売しているドレッシングとコラボしたくって開発しました。
西川:平日限定で食べに行けないのが残念!
河野:どうにかして食べに来てください(笑)
抜群のコンビネーションが産み出す味
西川:いつも見てて、奥さんの存在も大きいなって。
河野:ホント、好き勝手にさせてもらえてありがたいです。いきなり27時間連続営業をしたり、ワケの分からないことをしても、ついてきてくれる。過酷な糸島市民まつりの二日間が終わった次の日、普通に営業すると言っても生暖かく見守ってくれる。
西川:むちゃですよね。
河野:糸島市民まつりの物産展は朝早くからセッティングして、一日働いて。帰ってから仕込みをやって、また朝から。そうとうハードなんです。その過酷な二日間の後、なぜか普通に営業しようと考えまして。クッタクタになったおかげで寝過ごして、スープを焦がして火事寸前にまでなりました(笑)
河野(嫁):自分で実際にやらないと納得しない性格だって分かってるので、好きにさせてます。
西川:(笑)
河野(嫁):で、失敗して「ほら、やっぱりダメでしょ」って。でも、いつもダメなわけでもないんで、チャレンジするのはイイことだと思います。
西川:奥さんと息がピッタリですね(笑)
河野:ありがとうございます(笑)
西川:奥さんがつくる「ちゃんぽん」や「やきめし」も、めちゃ美味いです!ちゃんぽんなんかは、ボリューム感と味のバランスがとてもイイです!
河野:ありがとうございます。どちらも人気メニューです!
西川:大将と奥さんの二人で笑喜屋の味が進化していってるんだな〜っと感じます。
河野:嫁のアイデアも多いんです。それを作ろうとしても、難しくて美味くできなかったりしますけど(笑)まだまだ新しいアイデアがたくさんあるので、楽しみにしててください!
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編集後記 2014年04月13日 9時
どこまでも真面目にラーメンとルチャに向き合う笑喜屋の大将。初めて笑喜屋さんに行った時は、釜玉ラーメンを食べました。ちょっと醤油が強いかなって感じる味だったんですが、先日あらためて食べるともの凄くバランスが良くなってる!やっぱり常に進化してるんです。本日2014年4月13日に「さいとぴあ」で行われるルチャリブレの試合でデビューするそうで、そちらも楽しみです。
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